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「世界の果ての通学路」 

4月半ばに見た、「世界の果ての通学路」というドキュメンタリー映画について、書こうと思ってかけないうち遅くなってしまい、銀座での上映は終了となってしまった。
(役に立たない情報ですみません。でも、YouTubeで予告編が見られます。
この1分50秒の予告編、一見の価値ありです。)


世界の果ての通学路

「世界には、学校に行くために想像を絶する道のりを通っている子供たちがいる。」

ケニアのジャクソンは(11歳)は、片道15kmの道のりを2時間かけて妹とともにサバンナを命がけで駆け抜ける。
アルゼンチンのカルロスは(11歳)は、パタゴニア平原のなかを、片道18km、妹と馬に乗って1時間30分かけて通学。
モロッコのザヒラ(12歳)は友達とともに岩肌の山道を片道22km、4時間。
(てことは、往復8時間!!通学だけで一日が終わってしまう。学校に行く日は毎日ではないようだが。)
インドのサミュ(13歳)は足が悪く、車いすでの通学。車いすを引っ張り、押すのは、サミュの弟2人だ。

通学途中には様々な困難が待ち受ける。
ジャクソンの通学路の危険は象に遭遇することである。
象の気配を感じたら、迂回してコースを変更し、安全を確保する。
ザヒラの友達は途中、足をくじいたのか、足の痛みに耐えかね、歩けなくなってしまう。
ザヒラ達は、途中、通過するトラックになんとか頼み込んで乗せてもらう。
サミュたち兄弟も、楽な行程ではない。なにせお兄ちゃんは車いすなのだから。
サミュたちは、近道しようとして、川の浅瀬を渡ろうとしたら、深みにはまってしまい、抜け出すのに苦労する。さらに車いすのタイヤが壊れる・・・。がたがたになった車いすをなんとか持ちこたえさせ、町の修理屋さんになおしてもらう。

兄弟、友達、みんな仲が良い。
年下の者や、体の不自由な者の面倒を見るのは、当然だと思っている子供たち。
子供たちは、それぞれ協力し、工夫し、時には大人の助けをかりて、なんとか困難を乗り越える。

親たちがやさしい。
「子供たちが無事につきますように」、「学校まで安全であれ」と祈る親たち。
愛情に恵まれた彼らは幸せである。
物質的に恵まれていなくても、通学が大変であっても、一番大切な愛に満たされている。

子供というものは、親の愛情があって、信頼できる友達がいて、学ぶ環境があって、まともな大人に成長していくものなのだと、改めて思った。


見終わって、ホカホカした気持ちになり、帰り道も幸せだった。

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萩谷功枝

Author:萩谷功枝
世界史教師をしています。

映画や本の紹介、最新のニュースから感じたこと、など自分の日常を通して、世界史のことを考えていけたらと思います。

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