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時代小説

抗がん剤治療中の私にとって、眠れない、食べられない、疲れやすいという症状が辛かったのですが、それとともに私を苦しめたのが、集中力がない、何をやっても楽しくない、という症状でした。
この症状は、投与が終了して5か月近くたった今でもまだ完全には治っていません。特にメンタルをやられたようで、家で一人で過ごしている時に、どう時間をやり過ごしたらいいのかわからず、しんどい思いをしています。

テレビを見ていて面白い、夢中で本が読める、ということができたなら、何も苦労することはないでしょう。テレビにも本にも夢中になれない、家事その他、何かをやる気がおきないとなると、本当に一日が過ぎるのを長く感じてしまいます。

そんな私が何とか読めた本を紹介します。
時代小説。「みをつくし料理帖」シリーズ全10巻 高田郁(たかだ かおる)著 ハルキ文庫
1~2年前にNHKのBS時代劇、黒木華主演で放映されていたようです。
主人公が心をこめて料理を作ります。
「食」は生きていくうえでの基本なのだなと感じさせられます。主人公は襲ってくる困難や不幸な出来事にたいして、耐え、受け入れ、立ち向かいながら、料理ができる喜びを支えに生きていきます。強い女性で、周りの人も温かい人ばかりで、読んでいて気分良くなります。

読書の目的は、自己啓発のため、知識を得るため、など、人によって様々でしょう。
私のように病気をしてしまったものにとっては、心が穏やかになるような温かい時代小説、主人公の生き方に共感でき、読んでいてこちらも励まされるようなストーリーがしっくりきました。
そしてもちろん、心身ともに健康な方がぐいぐい読んで楽しめる作品です。

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萩谷功枝

Author:萩谷功枝
世界史教師をしています。

映画や本の紹介、最新のニュースから感じたこと、など自分の日常を通して、世界史のことを考えていけたらと思います。

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