映画・本、最新のニュースを通して世界史を考えていきましょう。

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萩谷功枝

Author:萩谷功枝
世界史教師をしています。

映画や本の紹介、最新のニュースから感じたこと、など自分の日常を通して、世界史のことを考えていけたらと思います。

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ナワリヌイ

2020年8月、プーチンの最大の政敵であるナワリヌイ氏が、遊説先のシベリアの都市からモスクワに帰る途中の航空機内で突然、意識不明の重体になった。飛行機は緊急着陸し、いったんロシアの病院で治療にあたったのち、ドイツのベルリンの病院に搬送された。 ナワリヌイ氏の身体から検出された検体は、ドイツの化学物質研究所に送られて分析さ、その結果、ノビチョクという毒物が検出された。 メルケル政権は、同研究所の分析結果...
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小泉堯史監督作品に共通するもの

「峠 最後のサムライ」の小泉堯史監督作品を調べたら、以下の作品名が出てきた。 雨あがる(2000) 阿弥陀堂だより(2002) 博士の愛した数式(2006) 明日への遺言(2008) 蜩ノ記(2014) 峠 (2022) 私の好みの作品ばかり。こうやって並べてみると、これらには共通点がある!と思い、それを考えてみることにした。●原作が名作ぞろい山本周五郎、大岡昇平、司馬遼太郎という文学界の偉人や、南木佳士、小川洋子、葉室...
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峠 最後のサムライ

2022年6月17日公開 原作:司馬遼太郎 監督:小泉堯史 戊辰戦争を舞台にした長岡藩家老の河合継之助を描いた作品。 とにかく河合継之助に焦点を絞って描いている。 わかりやすい。 河合継之助(役所広司)および、彼の周りにいる人たち、家族である妻(松たか子)、父(田中泯)、母(香川京子)、そして従僕の松蔵(永山絢斗)など、登場人物の一人一人に感情移入することができた。 長岡藩以外で長いセリフがあるのは、冒...
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flee

アフガニスタンで生まれ育った主人公アミンが語る壮絶な過去を、アニメーションを中心にドキュメンタリー・フィルムをまじえて描くという手法をとった作品。 主人公の身の安全のため、本名を明かすことや、本人が出演することはできない。 しかも、悪徳業者に手引きされた密出国・密入国は、酷寒のロシアの国境地帯を徒歩で移動したり、コンテナ船や船底という狭い空間に押し込められるなど、ひどすぎて実像では表現できないこと...
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ライトスタッフ

「午前10時の映画祭」で6/10~6/23上映中のライトスタッフを見に行ってきました。 かっこいい! そしてこれは実話。 音速の壁に挑戦する戦闘機パイロット。そして1959年~63年にかけて実施されたマーキュリー計画に選ばれた宇宙飛行士7人の挑戦を描いたもの。 同時期公開中のトップガン マーヴェリックは大人気で観客動員数もかなりな数なのに対して、ライトスタッフは観客数一桁くらいでしたが、内容も映像も音楽もよか...
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ある画家の数奇な運命

東京国立近代美術館で開催中の「ゲルハルト・リヒター展」に行ってきました。 現代アートはよくわからないと思っていた私ですが、「ある画家の数奇な運命」を見て、モデルとなっているのがゲルハルト・リヒターであると知り、そしてちょうど今、彼の美術展が開催中であるとわかった時、見に行きたいと強く思ったからでした。 「ある画家の数奇な運命」は、以前、どこかでポスターを見ていて気になっていた作品でした。劇場での公...
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『マルモイ ことばあつめ』

 いい作品です。ラストは涙でした。1940年代の日本統治下の韓国・京城(現:ソウル)で朝鮮語辞典を作成しようとした人たちの話です。日本語の使用が強制され、朝鮮語による出版物は次々に廃刊となるなかで、このままでは、朝鮮語が消滅してしまう、言語は民族の命だと、厳しい統制の中で、辞書作りという、膨大な作業量と根気を必要とすることを成し遂げようとした人たちがいました。 登場人物の設定などはフィクションです...
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ドンバス

この作品は、ウクライナのセルゲイ・ロズニツァ監督が、2014年から2015年の間にドンバスで実際に起きた13の出来事を、再現ドラマの形で描いたもの。 ドキュメンタリー作品ではないが、作品で描かれていることはすべて実話がもとになっている。 2018年の作品である。2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻を受けて、日本でも、6月3日から緊急上映されることになった。 ************** ドンバスとは ...
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オフィサー・アンド・スパイ

高校世界史の教科書10冊中すべてに記載されている“ドレフュス事件”を描いた作品です。 といっても、世界史が受験科目でなかった方にはあまりなじみがないかもしれません。 ドレフュス事件とは、19世紀末、フランス第3共和政期に起きたユダヤ人の冤罪事件です。 ******* ドレフュス事件の概要 1894年、フランス陸軍の誰かが、ドイツに機密を漏洩したことが発覚した。 犯人捜しの結果、ユダヤ系のドレフュス大尉に容疑...
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『教育と愛国』

私たちの気が付かない所で、日本が危険な方向に進んでいる。 この作品は、それに対して警鐘を鳴らしている。 丁寧な取材を積み重ねた良心的で勇気あるドキュメンタリー作品だ。 この作品の中で、一番衝撃を受けたのは、日本書籍というかつて中学校の歴史教科書では圧倒的シェアを誇った出版会社の倒産だった。 経緯を説明する。 2001年の日本書籍の中学歴史の教科書は、 「朝鮮などアジアの各地で若い女性が強制的に集められ...
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『ウエストサイドストーリー』
『ルース・エドガー』
『最後の決闘裁判』
『燃えよ剣』
『モーリタニアン/黒塗りの記録』
『MINAMATA』
『アイダよ、何処へ』
『終戦のエンペラー』
『OSLO/オスロ』
『砂漠の鬼将軍』
グッドナイト & グッドラック
ナチ犯罪追及をテーマにした作品5つ