『罪の声』

『罪の声』 (2020)
罪の声

35年前の食品会社脅迫事件の真相に迫るサスペンス・ドラマ。
出演:小栗旬 星野源
原作:塩田武士
監督:土井裕泰
音楽:佐藤直紀
脚本:野木亜紀子

星野源がいい。小栗旬がいい。
原作と脚本が素晴らしい。

モチーフとなったのは1984年・1985年に起こった誰もが知るグリコ・森永事件。
当時まだ幼かったり、まだ生まれていないという若い方々も、この事件の名称は聞いたことがあるのではないだろうか。作品は、そういう若い方々にもわかりやすく入り込めて、35年という時の経過を経て、事件がそれぞれの人々にどのようにかかわっていったのかを解き明かしていく。

ヒューマン・ドラマとしても、阿久津英士(小栗旬)が新聞記者として、なんのために報道をするのかを考える様子、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野源)が、家族を守ろうとしながらも、事件とのかかわりを知り、向き合っていこうとする様子がとてもいい。

おすすめ度:★★★★★

(追記)
この作品のもう一つの楽しみ方。
出演している俳優陣が豪華です。若い方は、主役の小栗旬星野源、最近の作品でもよく見かける松重豊,NHK BSプレミアムこころ旅でおなじみの火野正平はわかるとしても、その他の出演者はよく知らないかもしれませんが、私たち世代にとっては、顔と名前が一致する俳優がいっぱい出てきて楽しいのです。例えば、梶芽衣子浅茅陽子正司照枝。皆さん、最近お見掛けしなくなっていたけれど、年を重ねていっても素敵で、お元気そうで何よりと思いました。
「この人知っているはずだけれど、誰だっけ?」と思ったのが、桜木健一佐川満男。そして、重要な役どころなのに、最後まで「この人と誰だっけ?」と思って調べてしまったのが、宇崎竜童。調べた後で、思わず、わからなくて、すみませんでした、と心の中で思った。



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萩谷功枝

Author:萩谷功枝
世界史教師をしています。

映画や本の紹介、最新のニュースから感じたこと、など自分の日常を通して、世界史のことを考えていけたらと思います。

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