映画・本、最新のニュースを通して世界史を考えていきましょう。

プロフィール

萩谷功枝

Author:萩谷功枝
世界史教師をしています。

映画や本の紹介、最新のニュースから感じたこと、など自分の日常を通して、世界史のことを考えていけたらと思います。

最新記事

全記事表示リンク

更新通知登録ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします

0 コメント

バットマンにはまってしまった

バットマン 2022

4月初め、『THE BATMAN』を見てきました。
実はバットマンを見たのは初めてです。
“かまいたち”の漫才に「トトロを見たことがないのが自慢」というネタがあるけれど、「バットマン、見たことない」は自慢にもならないと思い、「いまさら」という気持ちもあったものの、自分の世界を広げることにしました。
きっかけは、バットマン好きのHさんからのメールでした。
『「復讐心では世の中をよくできない」って、たったこれだけのメッセージを核として…』というメールの、この部分が私の心に刺さりました。

少し前に、やはりバットマン好きのAくんが、バットマンがなぜバットマンになったのかについて語っていたのですが、全くわかっていない私は、ひどくトンチンカンな質問をしていました。
そもそもバットマンは人間なのか?
スーパーパワーを持った異星人なのか?
それともバットマンに変身すると特殊能力が発揮できるのか?
正義の味方だとしたら、なんでコウモリなのか?

説明するのは面倒だったと思います。見てみなければ始まりませんよね。

で、映画館に行ってきました。
見るにあたっては、少しだけネットで調べました。
バットマンはシリーズだけどそれぞれ完結しているので、「どれから見ても大丈夫」という説明があったので、それを信じることにしました。
どうやら、バットマンは、悩み、憎しみ、怒りを持った生身の人間らしい、という程度の知識で観賞開始。

面白かったです。
大富豪のブルース・ウェインが、バットマンになって、街を護るために、傷だらけになりながら走り回っていました。
約3時間、ハラハラドキドキしながら、楽しみました。満足。

登場人物のすべてを理解しながら見ることができたかというと、細部でわかっていないことが多々あったと思うのですが、夢中になってみました。


*********************

そのあとは、お決まりのコースです。
バットマンがなぜバットマンになったのかが知りたくなりました。
バットマン どれから見る?」というネット記事を参考に、まずはクリストファー・ノーラン監督による「ダークナイト」3部作を順番にU-Nextでみることにし、先ほど3作を見終わったところです。(Amazonプライム、Netflix、huluなど、ほとんどの配信で見られます。)

「ビギンズ」(2005)、
「ダークナイト」(2008)、
「ライジング」(2012)

シリーズ物は、続編がイマイチだったというのがよくあるパターンですが、3つともすべてが傑作でした。

バットマン ビギンズ
「ダークナイト」シリーズのブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)

バットマンにはまりました。
バットマンはスーパーパワーを持った異星人ではなく、自らの肉体をきたえた人間でした。
ゴッサムシティという都市を護るために、大富豪であるという正体を隠し、傷だらけになりながら、街にはびこる悪と戦います。
使える力は、魔法やスーパーパワーではなく、巨額の資金と最先端の科学技術を生かして作りあげたバットマングッズ。
弾丸をも弾き飛ばすバットマンスーツとマスク、柔らかいのに硬化してハングライダーのようになる素材のマント、自在には飛び廻れるビークル。

かなり高度な製品ですが、現在の科学技術をもってすれば製作可能であると思えるのです。
製作費は巨額であるけれどジョン・ベゾスやイーロン・マスクのように何兆円レベルの個人資産家が実在することを考えれば、ブルース・ウェインという大富豪がスーツやビークルの製作に巨額の資金をつぎ込むことは可能であると思うのです。
必要なのはそれを使いこなす能力と、何とために使うか、という価値観です。
(いちいち納得したがる性格)

バットマンは美学を持っていると思います。
自分に課したルールは守る。
悪人との対決の時、飛び道具はは使わない。(使えばいいのに..)
殺人は行わない。
ヒーローになるつもりなどない。
ゴッサムを救うためには殺人者の汚名を被ることさえいとわない。

美学を持っているから、バットマンが人々の心をとらえるのでしょう。
もう体は傷だらけでボロボロです。(背骨がずれているのを矯正してもらって療養していたけれど、腰痛持ちの人が見たら、「ありえん。」といいたくなるだろうけれど。)
それでも、ゴッサムシティを護るために、悪と戦っていきます

バットマンが戦う悪の組織は、水道などのインフラや、人が多く集まる:フットボールのスタジアムの破壊などスケールが大きいことをねらってきます。
「ライジング」では原子爆弾まで登場します。

ハラハラドキドキしながら見終わって、「面白かった。」とつぶやける作品です。
と同時に、原子爆弾の爆発数分前まで、バットマンが走り回らなくてはいけないような、超怖いことは、どうか映画の中だけの話にしてください心から思いました。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

検索フォーム

QRコード

QR

最新記事

My Small Land
ダ・ヴィンチは誰に微笑む      絵画の価値とは?
ダンケルク
ひまわり
C'mon C'mon / カモン カモン
バットマンにはまってしまった
英雄の証明
親愛なる同志たちへ
オバマ元大統領のオススメの14作品
今年のアカデミー作品賞ノミネート作品を見てみた
ベルファスト
善き人のためのソナタ
ウインター・オブ・ファイアー :   ウクライナ 自由への闘い
赤い闇 スターリンの冷たい台地で
博士と狂人
恋愛映画を見るための感受性
『クレシェンド 音楽の架け橋』
『オペレーション ミンスミート -ナチを欺いた死体-』
『白い牛のバラッド』
『国境の夜想曲』
『ドライブ・マイ・カー』
『ウエストサイドストーリー』
『ルース・エドガー』
『最後の決闘裁判』
『燃えよ剣』
『モーリタニアン/黒塗りの記録』
『MINAMATA』
『アイダよ、何処へ』
『終戦のエンペラー』
『OSLO/オスロ』
『砂漠の鬼将軍』
グッドナイト & グッドラック
ナチ犯罪追及をテーマにした作品5つ
歴史を変えた新聞報道
『The Lady  引き裂かれた愛』
『三島由紀夫 vs 東大全共闘』
『罪の声』
KCIA 南山の部長たち
韓国現代史がわかる作品10選
夫婦で安心して楽しめる作品 :      スポーツもの編
『コリーニ事件』
[脱出モノ」ベストの続き
『1987 ある闘いの真実』
私の中での「脱出モノ」ベスト
『在りし日の歌』
『シカゴ7裁判』
『2人のローマ教皇』
『存在のない子供たち』
『工作 黒金星(ブラック・ビーナスと呼ばれた男)』
『判決、二つの希望』