映画・本、最新のニュースを通して世界史を考えていきましょう。

プロフィール

萩谷功枝

Author:萩谷功枝
世界史教師をしています。

映画や本の紹介、最新のニュースから感じたこと、など自分の日常を通して、世界史のことを考えていけたらと思います。

最新記事

全記事表示リンク

更新通知登録ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします

0 コメント

My Small Land

og_tw2.jpg


すごくよかったです。
考えさせられました。

埼玉県川口市に住むクルド人の女子高生の話です。
難民認定とか、在留資格とは何なのだろう? と、思いました。
主人公の女の子が優秀で、学校の成績もよく、アルバイトをしながら頑張っているのに、お父さんの難民認定が下りないと、在留資格もなくなってしまう。
難民認定のハードルの高さに驚きました。

生活のために、工事現場で働いていたお父さんは、不法就労で拘束されてしまいます。
理不尽・・。

この作品を見ると、日本の入国管理法が厳しすぎるように思います。
21世紀の世界は、安全な生活が送れる国は、そうでない国の人たちを受け入れる度量を持たなくてはいけないのではないかと思います。

コロナ前に、観光地に行くたびに中国人旅行客の多さに辟易としていたし、成田空港行きの京成線で大荷物の旅行者が大声で会話しているのが嫌いな狭量な自分でしたが、生まれ育った国にいられなくなった人々に、救いの手が差し伸べられなければならないと思うのです。

この作品を見ると、まず、そんなことを思うと思うのです。
ということは、映画は、社会問題を提起することができる。
知らないままに過ごしてしまうかもしれない世の中で起きている問題を、映画を通して知ることができる。

まずは、知ること。
それが問題解決へと繋がっていけばよいな、と思いました。

**************************************
『My Small Land』
2022年5月6日公開。
監督:川和田恵真(是枝裕和監督や西川美和監督が所属する「分断」の新人監督。)
出演:嵐莉菜 奥平大兼  (高校生を演じた2人がとても新鮮で、自然でよかった。)
彼らの周りの大人たちに、藤井隆、池脇千鶴、平泉成、サヘル・ローズ など 

maxresdefault (4)
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

検索フォーム

QRコード

QR

最新記事

東京2020オリンピック SIDE:B
リフレクション
モガディシュ 脱出までの14日間
ナワリヌイ
小泉堯史監督作品に共通するもの
峠 最後のサムライ
flee
ライトスタッフ
ある画家の数奇な運命
『マルモイ ことばあつめ』
ドンバス
オフィサー・アンド・スパイ
『教育と愛国』
ワン・セカンド 永遠の24フレーム
坂道のアポロン
二十歳のソウル
大河への道
My Small Land
ダ・ヴィンチは誰に微笑む      絵画の価値とは?
ダンケルク
ひまわり
C'mon C'mon / カモン カモン
バットマンにはまってしまった
英雄の証明
親愛なる同志たちへ
オバマ元大統領のオススメの14作品
今年のアカデミー作品賞ノミネート作品を見てみた
ベルファスト
善き人のためのソナタ
ウインター・オン・ファイアー / ウクライナ 自由への闘い
赤い闇 スターリンの冷たい台地で
博士と狂人
恋愛映画を見るための感受性
『クレシェンド 音楽の架け橋』
『オペレーション ミンスミート -ナチを欺いた死体-』
『白い牛のバラッド』
『国境の夜想曲』
『ドライブ・マイ・カー』
『ウエストサイドストーリー』
『ルース・エドガー』
『最後の決闘裁判』
『燃えよ剣』
『モーリタニアン/黒塗りの記録』
『MINAMATA』
『アイダよ、何処へ』
『終戦のエンペラー』
『OSLO/オスロ』
『砂漠の鬼将軍』
グッドナイト & グッドラック
ナチ犯罪追及をテーマにした作品5つ