「午前10時の映画祭」で6/10~6/23上映中のライトスタッフを見に行ってきました。
かっこいい!
そしてこれは実話。
音速の壁に挑戦する戦闘機パイロット。そして1959年~63年にかけて実施されたマーキュリー計画に選ばれた宇宙飛行士7人の挑戦を描いたもの。
同時期公開中のトップガン マーヴェリックは大人気で観客動員数もかなりな数なのに対して、ライトスタッフは観客数一桁くらいでしたが、内容も映像も音楽もよかったです。
難点は何かというと、上映時間が193分と長すぎること。
1984年の日本公開版は160分に短縮したとのことのですが、今回の午前10時の映画祭では完全版でした。
ありがたいといえばありがたいのですが、感想は「長すぎる...」でした。
戦闘機パイロットとマーキュリー・セブンと呼ばれた7人の宇宙飛行士のこととその間の宇宙飛行士の選抜のエピソードなど、どれも面白い話ばかりなのですが、内容が濃すぎて疲れました。
1960年代は米ソの宇宙開発競争の時代で、ソ連に後れをとっていたアメリカが威信をかけて、宇宙開発にエネルギーを注いだのがわかりました。
どれだけ莫大なお金を投じたのだろうとは思うけれど、戦争に使うよりはずっといい。
戦闘機の開発も大いに結構。それが現実の戦争で使われなければ。
兵器の開発が科学の進歩につながっているのは事実なのだから。
そして、タイトルのライトスタッフ=正しい資質とは何だろうということは、考えさせられます。
私なりに思うのは、人間の能力の限界にまで挑戦しようとする熱意、ぎりぎりのところで安全を優先できる判断力を持っているということだと思います。
体力・技術はもちろんだけれど、やはり精神力が一番重要というのは、何事にも共通することかな。
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追記:トップガン マーヴェリックももちろん公開直後に見ています。
トム・クルーズかっこいい!
迫力満点で集中力が途切れることなく夢中で見ました。
面白かった。と、素直に絶賛しています。
とはいうものの....
ならず者国家ってどこだろう?とか、核施設を攻撃された側は黙っていないだろうな、とか、トム・クルーズがパラシュートで脱出した後の墜落した機体の残骸からアメリカ機ということがばれないかしら、とか、余計なことばかり考えてしまいます。娯楽映画なのだから、そういうことは無視しろ、と言われるのもわかっているのですが。
自分自身に映画を見るためのライトスタッフ=正しい資質が欠けているかも、と思いました。
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