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萩谷功枝

Author:萩谷功枝
世界史教師をしています。

映画や本の紹介、最新のニュースから感じたこと、など自分の日常を通して、世界史のことを考えていけたらと思います。

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アフガニスタンで生まれ育った主人公アミンが語る壮絶な過去を、アニメーションを中心にドキュメンタリー・フィルムをまじえて描くという手法をとった作品。

主人公の身の安全のため、本名を明かすことや、本人が出演することはできない。
しかも、悪徳業者に手引きされた密出国・密入国は、酷寒のロシアの国境地帯を徒歩で移動したり、コンテナ船船底という狭い空間に押し込められるなど、ひどすぎて実像では表現できないことばかり。
アニメ画像の中で主人公のアミンが語っていることは、時折、はさまれるその時々のニュース映像によって、これがフィクションではなく実話なのだということを、いやでも思い知らされる。

生まれた国に住んでいられなくなるということの辛さ。
国外への逃亡を図っても、移り住んだ国(ロシア)では拘束された不自由な生活が待っていた。
FLEE 家族
外に出たら、不法滞在で捕まるから、一日中家の中で過ごす。

自由な生活ができる国に行きたい!アミンと家族は、ロシアからの脱出を図る。
しかし、そのためにはお金も必要で、危険を冒さなくてはならない。

しかも、アミンはLGDP+だった。
同性愛が罪であるという価値観のアフガニスタンで、性的マイノリティであるということを、家族にも隠しながら生きてきた。
(兄はそのことに気づいていて、理解を示してくれた。)

FLEE アミン

誰にも話せなかった壮絶な過去を、友人の映画監督にすべて話すことで、アミンの心に平安が訪れ、恋人との幸せな生活のスタートが切れればよいなと、祈りました。

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